インドネシアへ No5

「ジョグ・ジャカルタ」の観光客への仕打ち。
 

   

この旅始まって初の世界遺産が見れる!と言うわけで、首都ジャカルタを後にした私達は、列車に揺られること約8時間、世界遺産が集まるジョグジャカルタ(地元の人は親しみを込めてジョグジャと呼ぶそうです。)へ到着しました。(EKSEKUTIFクラス:170,000Rp=2,380円/1人)
 
首都ジャカルタに比べて見所が集まるこの場所は多くの観光客が集まり、ナイトマーケットや屋台が多く出ています。が、旅行者にはよくわからないシステムでお金を多く請求してきたり、勝手にtaxを付けて上乗せしてきたりと厄介なので、私達はショッピングモールのマクドとピザハットをよく利用しました…だって屋台よりピザハットが安いし安心なんだもん!!(4ピースピザ2個・ガーリックトースト小・コーラ2個で26,000Rp=364円)ジョグジャの屋台は旅行者と見ると地元の人より高く請求するか、量が半分か…そんな扱いです。
 
「王宮」や「水の宮殿」という見所はあっても、偽ガイドが言葉巧みにくっついてきます。王宮のガイドは本当にちゃんと説明してくれて、最後にバテッィック屋へ連れて行く程度でしたが、水の宮殿の偽ガイドはたちが悪く、「私は水の宮殿の職員だ」と言い、一緒に来いと言う。「いやだ。」と言っても「なんで?案内してあげるよ?」「No pay!OK!」と親切な人を演じきるのである。どうやっても進行方向は一緒なので、オヤジと行動を共にしてしまうと最後に「水の宮殿のガイド料は別だ!」と言い出す。・・・素無視した。
 
そんなこんなで、早々にこの町から去る為に世界遺産ツアーに参加することにしました。
 
 
よっ!世界遺産を見てみたい!! 

私達の大好きな遺跡!!遺跡ラブ!!なので、「ボロブドゥール」と「プランバナン遺跡」へぐるりと回ってくれるツアーを予約。(世界遺産2つ+周辺遺跡2つ60,000Rp=840円/1人・入場料別途必要)翌朝5時に宿までミニバスが迎えに来てくれて、私達2人とフランス人2人の合計4人で出発!!
 
ガイドブックを読むと、「ボロブドゥールの日の出は感動的だ!」と書かれてあったので心は弾む!!
噴煙をモクモクとさせている「ムラピ山」を右手に見ながらグルッと回り込むように走るミニバス。だんだんと夜が明けていく様子が見えてきました。空を見ながら「どうか太陽がまだ顔を出しませんように!!」と祈りながらの1時間。空が薄いブルーから白に変わる頃、ようやく到着☆
 
「ボロブドゥール」はインドから伝来した仏教の寺院。遺跡に刻まれたカウイ文字の碑文から824年の建造と考えられているが、その後なぜか1000年以上も密林の中で火山灰に隠れていたと言う不思議な寺院。未だに解明されていない多いくの謎があるらしい・・・
 
曇っていた天候も手伝って、頂上に付いた頃ようやくムラピ山から上る煙の横っちょから真っ赤な朝日が顔を出しました。さっきまで遺跡に漂っていた霧がサーっと無くなり、今まで霧で隠れて見えなかった山々やジャングルも一気見え始めました。ストゥーパと呼ばれるスズのような形の中の仏像にも光が差し込んで、みんな思わずお祈りをしてしまうほど神秘的でした。2時間ほどゆっくり見た後は周辺遺跡「パオン寺院」と「ムンドゥッ寺院」に寄り、もう1つの世界遺産「プランバナン遺跡」へ出発。
 
「プランバナン寺院」はヒンドゥー教の寺院。9世紀の中部ジャワは、仏教王国シャイレンドラ王朝とヒンドゥー教国マタムラ朝という2つの王朝に統治され、その時仏教のボロブドゥール寺院、ヒンドゥーのプランバナン寺院が作られたのだそうです。
 
この遺跡は2006年5月のジャワ島地震でかなりの打撃を受け、ロロ・ジョングラン寺院は中に入れない状態でした。倒壊している遺跡を見ると、本当に寂しい思いでいっぱいです。どうか、壁画や彫刻が壊れていませんように…と願うばかりです。一応全体が見渡せるように仮設の展望台が出来ていましたが、被害が相当な物だと確認できると言う感じでした。
 
歩いて1Km以内にあと3つの遺跡があり、他の遺跡も壊れているもののまだ中には入れる状態でした。ですが、遺跡の中に入ると石の隙間から差し込む光が見えて、地震の影響で組んでいた石がずれてしまっているのがよく分かりました。このまま長居してもし崩れたら死んでしまうので早々に外へ出て、羊や鹿がその辺を歩いているというのどかな風景や、お参りに来ているヒンドゥー教の家族を眺めたりして遺跡群を堪能しました。
 
いやーーー久々の遺跡は本当に最高でした!!さてその後・・・・・・・地獄の18時間長距離バスの旅へと続くのでした…(笑)
 
●   インドネシアの料理●
パダンフード:スマトラ島のミナンカバウ料理。ほとんどが辛い。肉や魚、野菜の小皿がずらっと出てきて、食べた物のみ清算するシステム。お勧めは「レンダン」という水牛をココナッツで甘く煮込んだもの。見た目は旅行者が一番手を出したくない容姿をしている為、なかなか美味しいと気付かれない。が、地元っ子の一押しである。
 
ミーゴレン、ナシゴレン:ミーは麺、ナシはお米の意味で、焼きそばと焼き飯の意味。スマトラではスパイシーだったが、ジャワ島はそうでもなかった。手を出しやすい一品。
 
サテー(アヤム):日本で言う焼き鳥。甘いナッツのソースがかかっている。日本の焼き鳥と一緒で、皮や身、その他豚の肉等色々有るので店員さんとお話しすると良い感じ。なるべく地元の人が多い店を選ぶと回転が良いので食あたりは無いと信じる(笑)アヤム=鳥の意味だそうだ。
 
ミーバッソ:肉団子の入っているおソバ。味は…店によりけりです。
 
麺物は黄色の麺(卵麺)がお勧め。日本のラーメンの様な感じで食べやすいです。白っぽいのはお米の麺で、食欲が無い時などによく頼みました。小皿で刻んだ唐辛子が入ったお酢の様なものが一緒に出てくるので、蓮華に白い細面を置き、その上にお箸で少量お酢をのせて食べると美味しかったです☆後は地元の人を観察すると新しい発見が沢山生れました!
(2006年7月現在)
カテゴリー: 世界一周してみたい!アジア編 | 6件のコメント

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インドネシアへ No5」への6件のフィードバック

  1. 95

    お腹も壊さず、元気なレポートありがとうございます。
    写真も一通り拝見しました。
    その説明(的)blogで楽しませていただきました。
     
     

  2. ぴあ

    私も遺跡が大好きです!人の一生に比べ、はるかに長い時を経て現在に残る建築物。当時の技術の高さにも感動するのでしょうね。時節柄、口にするものには気をつけて、引き続き元気なレポートをお願いします。

  3. 音菜♪♪

    ここの遺跡のことは全然知らなかったので、興味深く読まさせてもらいました!
    写真もたくさんUPされてましたね灯がともった中で皆で踊る写真はなんか圧巻ですね倒壊している遺跡を見ると、今まで無事に残っていたのが不思議な感じもします。。。
    おーーーッ”18時間長距離バスの旅”これも凄そう~またお話楽しみにしてますね♪

  4. JP

    じゅん95さま!
     
    今日、実はしじみぶっ掛けご飯を屋台で食べて…相当心配したのですが、どうやら大丈夫なようです。以外に私お腹強いのかもしれないですね(笑)
     
    体調管理には気をつけているのですが、友達に言われて持ってきた「マルチビタミン」がなくなりそうなので、今後は栄養バランスをもうちょっと考えながら食事しようと思います!

  5. JP

    ゆぴあさま!
     
    本当に遺跡は感動します。特に石造りのものが好きで、大きな石がきれいにカットされピッタリと積み上げられているのを見ると、その遺跡の偉大さを思い知らされる感じです。
     
    お腹は…今のところ無事なのが逆に奇跡だと思うくらいですが(笑)、今後とも気をつけながら旅をしたいと思います!!

  6. JP

    音菜さま!
     
    そうですね…今までよく遺跡が残っていたものだなぁと思います。が、多分組み立てているかな…(笑)パズルのように組んでる場面も見たことが…!
     
    18時間やっちゃいました。が、実は最近25時間バス移動もやってしまいました…さすがに腰にきます(涙)

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